なんか私はやはりデザイナーだからか、アートっぽいものをつくるにしても、コンセプトから考えてしまう。
手が動くまま、身体を自由に使って表現するってことがどうも苦手らしい。
例えば、同じテーマで複数のアーティストが制作した作品を展示する企画。
他の参加アーティストの特長や作風をみて、自分の立ち位置を決めようとしてしまう。
どんな作品を出せば、この企画が良くなるか?って考えて自分の表現を変えたりする。
ここでいう表現はあくまでスタイルということ。
らしさは自然に滲み出るので、それが、自分のアートであることに変わりはないのだけど、そのせいで自分自身の作家性をうまく打ち出すことができない。
好きという感情に蓋をしてしまう。
それが、長年の悩みです。