価値観は人それぞれ

家に帰る途中、人影まばらな駅前で、若い女性に声を掛けられた。

「韓国からきた宣教師ですが、2、3分だけ聖書の話をしてもいいですか?」

曇りない生き生きとした表情で、真っ直ぐにこちらを向いていて、日本語はとても流暢だ。

「ごめんなさい。その話は結構です。」

即座に断り、足早にその場を去る。

申し訳ない思い半分と、何で寄りによって、宗教なんだ?という、憤り。

モヤモヤする。

でも暗闇の中を歩きながら、ふと思う。

彼女は幸せなのかもしれない、と。

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