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企画の手順と脳内の様子

何かを始める時の進め方は大体のセオリーがある。

まずは情報の棚卸。

競合や市場調査や消費者動向、アンケート調査などの現状把握のためのデータ収集をもとにして、企画立案する。

要素分解し、リスクを洗い出して、現実的な商品やサービスなどを作っていく。

これは、商品やサービスだけでなく起業や大きなプロジェクトでも同様で、特に作るのにお金がかかるものであれば、とりあえず先につくらずに、メドを立ててから作成に移るのがセオリーだ。

先に作ることをリスクと考えているのが前提で、確かにものを作ろうとすると、費用が発生する。

でも、よく考えてみると、何も作らなくても人間が集まって何かをすれば、費用がかかる。

先に手を動かすのか、頭を使うのか、どっちが先でどっちが後かという順番の違いに他ならない。

先に手を動かす場合でも、実は手を動かす前に何かを考えているものだ。

脳内に蓄積されたさまざまな情報が圧縮され、爆発する。

そこから生み出されたアイデアこそが、「良い」ものだ。

ここで言う良いとは、他とは違う、独自性のある商品やサービスのことである。

ものづくりや企画立案のセオリーで進めても、良いものをつくることはできない。

何か、魂の抜け殻的な表面的には同じでも気が流れていないようなものしかつくれない。

だから、何かを作るときはとにかく頭の中に、情報を溜めていくことが重要だ。

脳内で勝手に捏造され圧縮された結果、ある日(大概は朝)突然ひらめきはやってくる。

そのひらめきを思いつくままにアウトプットして、完成したものを振り返ってみると、セオリー通りに仕上がっているはずだ。

そう、いつでも自分の中に答えがあり、その答えが、最も合理的で正しいということを忘れないようにしよう。

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